先発薮田の好投に、打線が中盤に応えた。4回に先制すると、その後も得点を重ねた。

 新井の山本浩を抜く通算2285試合出場を先発全員安打で花を添えた。

 貯金を再び今季最多24に戻し、2位阪神とのゲーム差も9となった。

 広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -先発薮田が好投。

 緒方監督 しっかり試合を作ってくれたし、立ち上がりから力のある球を投げてくれた。

 -先発転向後6連勝と安定感が光る。

 緒方監督 真っすぐのスピード、威力はもちろんのこと、その中で緩急のカーブや落ちるツーシームをコントロールできている。その中で(バッテリーを組む)会沢もしっかりとリードしてくれて、ここ数試合安定している。

 -打線は3巡目に中日先発柳を攻略。

 緒方監督 5回の攻撃が大きかった。アツ(会沢)が初球、長打を打ってくれてね。2点目が入った流れで、チャンスを作っただけで終わらずに丸の走者を一掃する一打も大きかった。本塁打を打たれた後も、7回の1点もつないで。2死からというのも大きかった。追加点で相手の流れを止めた形になった。後を継いだ中継ぎ陣もしっかりゼロで抑えてくれた。

 -4回2死から先制打も大きかった。

 緒方監督 誰が打ったっけ? 気迫のヘッド? ボールはファーストに投げていなかったけどね。でもここのところ右投手だけでなく、左投手でも起用に応えてくれて、結果だけでなく内容でもいいものを見せてくれている。非常に打線のつながりになっている。自信にして最後まで頑張って欲しい。

 -スタメン出場の新井が通算2285試合で山本浩二氏を抜いた。

 緒方監督 まだまだ通過点。まだまだ上を目指して頑張っていってもらわないといけない。