中高生の部は初出場同士の対戦となり、宮城デイジーズ(宮城・東松島市)が2-1で城南鵬翔クラブ(東京・大田区)に勝ち、初優勝を飾った。

 宮城は1回表、無死一二塁のピンチを、4連投のエース小野寺佳奈(七ケ浜町立七ケ浜中3年)が三振と併殺でしのぎ、流れをつかんだ。3回裏二死満塁から6番沢田の中前打で2点を先制すると、相手の反撃を5回表の犠飛の1点に抑え、逃げ切った。

 「疲れたけど、日本一になってやろうという気持ちで投げた」という小野寺佳。中学卒業後は高校で硬式野球に転向し「将来は女子プロを目指す」。

 浅野和弘監督(43)は「初回を0点に抑えられたのが良かった。エラーもあったが、人数の少ないチーム全員で守りきった」と、選手15人で勝ち取った日本一に笑顔を見せていた。

 <中高生の部>

 【準決勝】城南鵬翔クラブ6-1中京大中京高、宮城デイジーズ7-4三重高虎ガールズ

 【3位決定戦】中京大中京高5-4三重高虎ガールズ

 【決勝】

城南鵬翔クラブ

 0000100=1

 002000×=2

宮城デイジーズ