ソフトバンクの先発陣が17日、ヤフオクドームに隣接する地行中央公園で練習を行った。この日からドーム内でコンサートの設営準備が行われており、練習後は仙台への移動があり、筑後のファーム施設での練習が不可能だったため。工藤政権下では初となる異例の公園練習となった。

 選手たちは、雑草が膝上の高さまで生い茂り、トンボが飛び交う中、少年たちが草野球を楽しむすぐ横でキャッチボール。通りがかった市民約20人が見守る中、公園の脇を流れる樋井川にかかる橋の上でダッシュを繰り返した。まさかの光景に、野球少年たちも驚きの表情。偶然通りかかった松田が車の窓を開け、冷やかしの言葉を発し、笑いを取る場面もあった。

 東浜は「小さい時のことを思い出しました。ああやって楽しくやっている時期もあったなと。原点じゃないですけど、すごく新鮮でした」と、汗をぬぐった。