西武山川が中部商(沖縄)-富士大(岩手)の後輩多和田を強力援護した。4回1死一塁、127キロのスライダーを左翼席中段に運ぶ先制2ラン。「完璧です。ストレートは速いとみんな思っていた」と変化球を狙い打った。これで本塁打は2年連続で2桁に到達。わずか116打数で到達と、驚異的なペースで量産するが「最低ノルマ。1軍に上がって意識していた。通過点だけどうれしい」と笑顔で振り返った。

 多和田の登板に燃えていた。「助け合いたいし、後輩だし。真っすぐが低めにきていた。富士大3人で出ると負けられない」。富士大の後輩、外崎も3安打していた。前半戦はファーム暮らしが長く「(自分は)2軍にいて(ともにプレーが)できず悔しかった」といううっぷんを晴らす活躍。6回にもフェンス直撃打を放つなど、好調をキープしている。