ヤクルト真中満監督(46)が西武菊池の2段モーションなどの裁定について「NPBの怠慢だよ。ちゃんとやるべき」と怒った。

 試合前の囲み取材で2段モーションについて審判の判断がバラバラだと水を向けられると、黙っていられなかった。「セットでの投球もあいまい。ウチの小川も怪しいとか言われるしね。審判団で話し合って、キャンプ中に注意してくれないと。審判の裁量で止まった、止まってないとされるのはおかしい。分かりやすくした方がいい」と話した。

 またNPBの姿勢についても言及。コリジョンルールやビデオ判定などはメジャー流を取り入れるが、やるならば一部を取り入れるのでなく、全部取り入れるべきと持論を話した。

 「向こう(メジャー)はセットは止まらないし、2段モーションもやってる。コリジョンルールだけ取り入れて、そっちの方は全くやらないんだもん。NPBがあいまい。やるならば徹底的に取り入れるべき。アメリカから来た選手は必ずボークをとられている」と日米間での違いが混乱を生んでいると話した。

 最後に「ビデオ判定もそうだけど、どの角度か分からない映像で判断するでしょ。一発で判断できるようにしないと。全てをちゃんとやらないと。審判が板ばさみになってかわいそう」とシーズンを通して明確な基準を設けてほしいとした。