2位楽天が今季ワーストの6連敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差が6・5に広がった。

 1回に2点を先制されたその裏、無死二、三塁からウィーラーの敵失でまず1点。その後、1死満塁と勝ち越しの絶好機を作ったものの、聖沢、松井稼が倒れ追加点を奪えなかった。1-2の5回にも、2死一、二塁と一打同点の場面で銀次が三振と、あと1本が遠かった。ここ5試合でわずか2得点。池山チーフコーチは「今までは上位から下位まで打線につながりがあったが、今は真っ向勝負され、力負けしている。(復調まで)もう少し時間がかかる」と、深刻な打撃不振を嘆いた。

 首位ソフトバンクとの上位対決で3タテされ、15日の西武戦から6連敗。低迷するチームに、梨田監督は「たくさんお客さんが来てくれた試合で6連敗。申し訳ないです」と頭を下げた。しかし、22日からのロッテ戦に向け「初戦で藤平が投げる。若い力を借りて打線が奮起してほしい」と気持ちを切り替え、巻き返しを促した。