巨人の山口俊投手の処分が重過ぎるとして球団に再検討を求めている日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長が29日、トラブル発覚後に球団側から契約内容の見直しを迫られたことを明らかにし「全体のフリーエージェント(FA)の契約見直しにもなるので放っておけない」と問題視した。

 選手会によると、7月に東京都内の病院で男性警備員を負傷させたことなどが発覚後、選手会も球団側との契約見直しの話し合いに参加。当初は自主退団を求められ、その後、複数年契約を短縮することになったという。森事務局長は「コミッショナーと実行委員会の対応を見て、選手会の判断で何か対応していく」と説明した。

 山口俊は球団から今季終了までの出場停止と総額1億円以上の罰金、減俸の処分を受けた。