阪神鳥谷敬内野手(36)が、DeNA戦で井納から2回の第1打席で右中間への適時二塁打を放ち、プロ野球史上50人目となる通算2000安打を達成した。

 阪神の生え抜き選手としては、83年の藤田平(通算2064安打)に次ぐ、2人目の偉業。本拠地甲子園での偉業達成は球団史上初となった。

 打った瞬間、スタンド全体から大歓声がわき上がった。金字塔を打ち立てた鳥谷には早大時代の後輩DeNA田中浩康とチームメイトの福留から花束が贈られた。

 二塁ベース上の鳥谷は2000安打の記念ボードを手にヘルメットを取って歓声に応えた。「打ったのはフォーク。いつもと変わらず次の打者につなぐ意識で打ちにいきました。打席に入った時の歓声がすごかったですね。ファンの方々の声援が後押ししてくれました」と感謝した。