広島がDeNAとのシーソーゲームを制し、マジックを1に減らした。マジック対象の阪神が、ホーム巨人戦で延長12回裏に持ち込み、負けの可能性がなくなったため、広島の優勝は16日ヤクルト戦(マツダスタジアム)以降に持ち越しとなった。

 優勝マジック2で迎えた広島は2回、4番松山のソロ本塁打で先制。さらにバティスタも適時打を放ち、2点リードした。DeNAは直後の3回にロペスの2点適時打と宮崎の犠飛で逆転。広島もその裏、松山の適時打で再び同点とした。  続く4回、バティスタがソロ本塁打を放ち、広島が再びリード。しかし7回、DeNAは柴田の犠飛でまた同点に追いついた。

 広島は8回、バティスタの犠飛で勝ち越し。9回を中崎が締め逃げ切った。

 一方、マジック対象だった阪神は、巨人を相手に初回大山のタイムリーで先制。先発した秋山が6回無失点と好投。8回に陽岱鋼の適時打で1点差。9回に長野の適時打で同点とされ延長に。10回をマテオが、11回以降を石崎が抑えた。