ソフトバンクが2年ぶり20度目のリーグ優勝を決めた。工藤公康監督(54)は就任3年目で2度目のリーグ制覇を果たした。 この日、89勝目の優勝となったが、今季は交流戦で3年連続の最高勝率。史上初となる監督就任1年目から3年連続80勝も達成しおり、選手時代はもちろんのこと、監督としての手腕も光る。

 ◆工藤公康(くどう・きみやす)1963年(昭38)5月5日、愛知県生まれ。名古屋電気(現愛工大名電)から81年ドラフト6位で西武入団。95年からダイエー-巨人-横浜を経て10年に自由契約で西武復帰。プロ野球最多タイの実働29年で通算224勝142敗3セーブ、防御率3・45。93、99年リーグMVP。最優秀防御率、最高勝率各4度、最多奪三振2度、ベストナイン、ゴールデングラブ賞各3度、87年と15年正力賞。日本シリーズ出場14度は王(巨人)に並ぶ最多。西武、ダイエー、巨人で計11度の日本一。10年に西武退団後、1年の浪人を経て引退。15年にソフトバンク監督に就任し、1年目で日本一。現役時代は176センチ、80キロ。左投げ左打ち。