日本ハムは28日、夕張市へ幼稚園バスを1台贈呈した。今年4~5月に開催された「北海道シリーズ2017 WE LOVE HOKKAIDO」期間中に同市を舞台とした映画「幸福の黄色いハンカチ」のシンボルカラーをモチーフにした「ハッピーイエロー」がコンセプトの限定ユニホームを着用。限定レプリカユニホームの収益の一部を活用している。子ども26人定員の日本ハムのロゴなどがあしらわれたデザインのバスで、正面には名産の夕張メロンに「ゆうばり」と書かれた看板が装着されている。ナンバーは「ニチハム」の語呂合わせで「2186」。夕張市立ユーパロ幼稚園の園児の送迎に使用される。

 札幌市内で行われた贈呈セレモニーには侍ジャパンの監督を務める稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO=45)と鈴木直道夕張市長(36)らが出席。稲葉SCOは「これからファイターズをこのバスに乗って応援してくれたら。また応援してもらえるようにやっていかなくちゃいけない。夕張のみなさんが少しでも元気になってもらい、それが北海道の元気につながれば」と話した。鈴木市長は「このバスを夕張に持って帰ったら子どもたちが笑顔で喜んでくれると思う。2020年には認定こども園が新しくスタートする。このバスを使わせてもらい、東京五輪で監督として率いられる侍ジャパンを、みんなで応援することで恩返ししたい」と感謝していた。