143試合目は黒星も、ソフトバンクは無失策でシーズンタイ記録の38失策を記録した。工藤監督は「失策の数は12球団で一番少なかった。投手を含めてしっかり守り勝った。これだけ(94勝)勝てれば正直、文句はない。よくやってくれた」と選手をたたえた。94勝49敗で引き分けは0。引き分けなしは球団では54年以来63年ぶり。優勝は初めてとなった。

 ▼ソフトバンクが38失策でシーズンを終了し、91年西武に並ぶシーズン最少失策のプロ野球タイ記録をマークした。130試合制だった91年西武は4873守備機会で38失策。143試合制のソフトバンクは守備機会が5281あり、守備率は9割9分3厘。守備率では91年西武の9割9分2厘を抜いてプロ野球新記録となった。