ロッテ井口資仁監督(42)が14日、千葉市内のホテルで就任会見を行った。一問一答は次の通り。

 -今の率直な気持ちは

 井口監督 これからどうチームを立て直していかないといけないか、ワクワクしている部分と、(就任要請を)受けてから毎日、この選手をどうしたらいいか、このチームをどう変えていかないといけないかという、身が引き締まる思いです。

 -監督をやると決めた一番の理由は

 井口監督 マリーンズで9年間、常に優勝したい、このチームのメンバーと一緒にビールかけをしたい、パレードしたいと思って戦ってきました。その思いは引退しても一緒。現役と立場は違いますが、今のチームと一緒にマリーンズを優勝させたい気持ちだけだと思います。

 -今、チームに必要なことは

 井口監督 まずは対敵というよりは、チーム内の競争をもっともっと激しくしていかないといけないと思います。9日からフェニックス・リーグが始まっていますが、選手1人1人が自覚していると思います。

 -キーマンは

 井口監督 全員ですね。各自が自覚を持って、今、まだあいているポジションがありますから、そこを必ず取る気持ちで来シーズンまで過ごして欲しいなと思います。

 -選手に伝えたいことは

 井口監督 伝えたいことは、既にシーズン中に伝えています。選手とのコミュニケーションはしっかり取れていますし、これからはチームのトップになりますが、コミュニケーションはしっかり取ってチームを1つにまとめていきたいと思います。

 -最近までチームメートだった選手とのやりにくさは

 井口監督 現役時代にしっかりコミュニケーション取れていますし、特に野手に関しては、彼らのことはよく分かっているつもりですし、彼らも自分のことは理解してくれていると思います。その意味では、やりづらさはないです。

 -メジャー経験者で初めての監督。どう生かすか

 井口監督 全てメジャーがいいわけではないですし、日本のいいところもあります。自分の経験を含めて、両方の良いところを自分の色として出していけたらいいと思います。練習の方法等は、これから首脳陣と相談してやっていきたいです。

 -理想の井口野球とは

 井口監督 マリンを最大限に生かせた、攻撃的な野球をしていきたいです。野外球場ですから、それをフルに生かして選手をしっかりと動かしながら。

 -山室球団社長への要望は

 井口監督 もう本当に、今年の悔しさを来季にぶつけたいと思います。フロント、首脳陣、選手と1つになって、最後にはファンの皆様と一緒に優勝という目的へ突き進んでいきたい。(引退試合の)先月24日に言わせて頂いたように、マリンのポールに毎年チャンピオンフラッグを立てられるように、しっかり頑張っていきたい。