「滝二のイチロー」こと滝川二(兵庫)の高松渡内野手(3年)が中日に3位で指名された。

 野球部の同級生と同校の会議室でネット中継を見守り、名前を呼ばれると、大きく息を吐き出した。「ほっとした。(名前を呼ばれて)鳥肌が立った。今からプロの世界に行くので、頑張りたい」と白い歯を見せながら意気込みを語った。 準決勝で敗退した今夏の兵庫大会では、24打数8安打4打点。一塁到達最速3秒53の俊足で何度もチャンスを作った。

 中日の印象を問われると、憧れの存在を口にした。昨年のドラフト2位で入団した、同じ遊撃の京田の名前を挙げ「京田選手のような俊足好打の若い選手が出てきている。自分もそういう風になりたい」と話した。【中島万季】