“タカ狩り”の秘密兵器になる。西武のドラフト1位、明大・斉藤大将投手(22)が5日、東京・府中市内の同大合宿所で指名あいさつを受けた。菊池に次ぐ即戦力左腕との評価で、渡辺SDから「来季優勝するために一番の補強ポイントは左投手。ローテでバリバリ投げてほしい」と期待を託された。

 今季チームはソフトバンクに王座を譲り、2位に甘んじた。リベンジにはタカ打線封じが必須。斉藤は前夜までテレビ観戦した日本シリーズにヒントを見いだした。「DeNAの左投手が、チェンジアップを大事に使っていた。自分にこれから必要なところだと思います」。浜口、今永、CSファイナルでも楽天塩見、辛島と左腕が好投。空振り三振を量産していた。

 チェンジアップは持ち球の1つだが、納得できるレベルにないという。「抑えた投手を参考に、自分のものにできれば。レベルアップして早くチームの一員になりたい」。リーグVを照準に、決め球まで磨き上げる。【鎌田良美】