海外FA権を保有する日本ハム大野奨太捕手(30)が6日、権利行使について熟考する構えを示した。札幌市内の球団室内練習場で練習を行い「話を聞いて、最終決断になると思います」と話した。すでに2度、球団との交渉に臨んでおり、近日中に予定している3度目の交渉で結論を出すつもりだ。国内では中日が大野の動向に注視している。

 同じく海外FA権を持つ宮西尚生投手(32)は、同施設内で自主トレしたものの、FAについてコメントしなかった。

 国内FA権を持つ増井浩俊投手(33)は、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレし、胸中を明かした。「なるべく早い方がいいって思いますけど、本当に決められないので最後の方まで悩もうかな」と、行使か残留か、決めかねているという。球団から複数年契約を提示されており「熱心に引き留めてくれるのが引っかかる。迷う原因」と、愛着を語る。ただ、希望年数と合致しておらず、決断しきれない様子だ。