明治安田生命(東京)がJR東日本東北(宮城)に勝利し、初のベスト8入りを決めた。2回1死満塁から8番道端俊輔捕手(24=早大)が内角のツーシームをとらえた。走者一掃の左越え打で先制。7回にも2点を追加して逃げ切った。

 道端は「アウトコースが続いてきたので、インコース球を持ってくるんじゃないかなと思いました」と「捕手目線」で攻略。今年は東大出身の重信拓哉コーチ兼投手(31)から、投手目線で配球の根拠を一からたたき込まれた。元々自分で考えていた配球に「東大脳」が加わり、より深く配球を考えられるようになった。

 今年はドラフトイヤーながら、指名は無かった。それでも「社会人に来て良かった。指名がなかったので、やるべきことが分かった。とりあえず来年は何位でもいいのでかかりたい。守備面でまずはアピールしたいです」。来年のドラフトへ向け、全国の舞台で猛アピールする。