今年のプロ野球の発展に大きく貢献した人物に与えられる正力松太郎賞に、2年ぶりの日本一に輝いたソフトバンクの守護神、デニス・サファテ投手(36)が選ばれた。

 サファテは今季、66試合に登板し54セーブの日本記録を樹立。ポストシーズンでも6試合に登板して8回防御率0・00で4セーブ。日本シリーズでは日本一を決めた第6戦で来日最長の3イニングを投げてサヨナラ勝ちを呼ぶ好投を見せた。外国人選手としては初受賞。

 工藤監督は「おめでとう。サファテなら当然かなと思います。チームのなかでも勝ちたい、日本一になりたいという思いは一番強かった」と守護神をたたえた。