中日高橋周平内野手(23)が大人になった? 18日、ナゴヤ球場で契約更改交渉を行い、250万円減の1650万円(金額は推定)でサイン。今季は1軍と2軍を行き来し、高卒1年目の12年に並びプロ最少の41試合にとどまった。「将来の大砲候補」と言われ続けた高橋は収穫の秋を過ごし、7年目の来季の活躍を誓った。

 今秋は森野打撃コーチから熱心に指導を受けている。高橋は「コーチの言っていることが理解できるようになった。何でだろうと思うことがない。みんな言っていることは一緒だった。(来年で)7年たつのに遅いですけど。バカだなと思いますけど」と苦笑い。自虐的に話すが、着実に成長を実感している。あとはバットを振って数字で示してみせる。

 宮崎でのフェニックス・リーグから二塁に挑戦中。「試合に出ないと始まらない。とにかく出られるようにやっていきたい」と決意をにじませた。二塁では名手荒木や亀沢らに勝たなければ、定位置の座はない。背番号3は「そんなの打つしかないですよ」と即答。打撃開花がレギュラーへの近道だということも分かっている。11年ドラフト1位が勝負の年を迎える。【宮崎えり子】