ロッテは22日、今季限りで戦力外となった田中英祐投手(25)が現役を引退し、一般企業に就職予定であると発表した。

 田中は球団を通じ、次の通りコメント。ファンや携わってくれた人たちへの感謝と、今後への意気込みを語った。

 「3年間のプロ野球生活はつらいことの方が多かったですが、自分の中では悔いのない日々を送ったという思いがあります。

 一番印象に残っているのは1軍で最初に登板をさせていただいた試合です。苦い結果となりましたが、超満員の観衆の中であれだけの応援を背に受けながらマウンドに上がれたのは野球をやっていて一番うれしかったです。

 その後はなかなかゲームで投げられない日々を過ごしましたが、それでも2軍の本拠地である浦和までわざわざ応援に来てくださった方々がたくさんいました。本当にありがたかったです。

 監督、コーチ、スタッフの皆様には親身になって指導をしていただき、自分にとってやりやすい環境を作っていただきました。感謝の気持ちしかありません。

 これからは誰かのために頑張れる人間として、世界中の挑戦し続ける人たちのためになるような仕事が出来ればと考えています。短い間でしたが応援ありがとうございました。マリンでの大声援の中で投げられたことを忘れずに次のステージでも頑張っていきます」

 総合商社の三井物産への就職が内定している。18年4月1日から働く予定だ。