強気の投球スタイルを受け継ぐ。西武の新入団選手発表会が7日、埼玉・所沢市内で行われドラフト1位、明大・斉藤大将投手(22)の背番号が「19」に決まった。即戦力として期待される左腕は「どんな場面でも平常心で強気に攻められるところがセールスポイント」と目を輝かせた。

 「19」は今年6月に急逝した森慎二投手コーチ(享年42)が現役時代に背負った番号。臆せず直球で内角を突く投球が持ち味だった。斉藤は同コーチのプレーを直接見たことはないが「逃げての失敗が一番嫌なので。持っているものを出し切った上で結果が悪ければ、それが実力。逃げない気持ちを忘れずにやっていきたい」と力を込めた。

 色紙に書いた目標は“記憶と記録に残る選手”。「いい番号を頂いたので、19番といえば斉藤と思ってもらえるような投手を目指していきたい」。森コーチの魂を引き継ぎ、プロのマウンドに立つ。【佐竹実】