日本ハムの2軍本拠地、千葉・鎌ケ谷で活動する生身の“ゆるキャラ”「DJチャス。」が12日、あの“天使”からの握手に大興奮した。

 この日は化身の姿ではなく、普段の球団職員として鎌ケ谷の球場通路を歩いていると、早朝に米国から帰国し、早速鎌ケ谷でトレーニングを再開していた大谷翔平投手(23)とバッタリ対面。エンゼルス入りが決まった大谷から「チャスさん!」と声をかけられると握手を求められ、がっちりと手を合わせた。

 「DJチャス。」は感動していた。「(現地での入団会見を)テレビで見ていたぞ!と伝えたよ。時差ボケもあるようだけど、スッキリとした表情で何より」と、なぜだか自分もうれしそうに語った。11日には栗山監督が大谷のエ軍入りについて「翔平はエンジェルだったんだなと思いました。野球って面白いんだっていうのを、みんなに伝える天使だったんだよ」と振り返ったが、謎の生身の“ゆるキャラ”も野球を通して天使の温かさに包まれた1人となった。

 まだ、興奮は収まらない。「それにしても、オレの名前を『チャスさん』でしっかり覚えてくれてたんだな」と、大谷の変わらない実直さにも感心。「握手した右手は洗わないけど、ちゃっかり営業はするよ。来季より導入する鎌スタ☆シーズンシートは売れ行きも好調で、年間の好きな座席が自由に選べてバックネット裏シートが4万円(税抜)、内野シートは3万円(税抜)と値段の方も断然お得!現在球場やホームページで受け付けを行っているので、こちらの方もどうぞよろしく!」と、本業の営業活動にも力が入っていた。