楽天の公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス2018」の最終審査が9日、仙台市内で行われた。95人の募集から36人の2次審査、最終審査に絞られ、今季務めた17人に新人6人を加えた23人が合格した。新加入メンバー6人を紹介する。宮城・気仙沼出身のMIKUは、初の挑戦で見事合格。楽天愛にみちあふれるダンサーの誕生だ。他、来年のプレミアムユニホーム情報や期間限定カフェなど、楽天情報盛りだくさんでお届けする。【取材・構成=高橋洋平】

 とびっきりの笑顔が印象的だ。初挑戦で合格を勝ち取ったMIKUは、喜びを爆発させた。「応募は初めて。家族で楽天が好きだった。みんなに元気をお届けしたい」。来年1月からスクールに参加し、開幕に備える。

 圧倒的な技術に裏打ちされたダンスが自慢だ。「今までクラシックバレエや日本舞踊など18年間もやってきたので、ダンスは大好き」。時にはチアのダンス1つで球場の雰囲気が一変することもある。「楽天が負けていた時でも、チアが踊っていると楽しくなれるし、笑顔になれる」。楽天が1つでも勝利を上乗せするには、チアの援護射撃が欠かせない。

 13年の球団初となる日本一で勇気をもらっていた。気仙沼出身のMIKUの父は、東日本大震災の津波で仕事場が流された。そんな惨状に光をもたらしてくれたのが、楽天の日本一だった。「13年に優勝して、私も周りも元気づけられた。感動を生む力ってすごいなと思った。1人でも立ち直って笑顔になってくれたらうれしい」。目指す目標は加入1年目での優勝だ。「ファンの皆様と一緒に、優勝に向けて応援していきたい」。勝つために、優勝するために、踊りまくる。

<新加入した他のメンバーのコメント> 

 ○MIYUU(宮城) ファンの皆様を笑顔にできるように頑張ります。売りはダンス。チアスクールで培った力を発揮したい。

 ○KANA(埼玉) みんなで尊敬しながらやっている楽天が、私の目指すチア像に近かった。笑顔と元気には自信がある。

 ○SAYAKA(北海道) 楽天が一番かっこいいチアリーダーだと思った。6年弱、応援団員としてやってきたので声が自慢です。

 ○MANAMI(神奈川) 私の笑顔を見てほしい。楽天が優勝するように、全力でやるパフォーマンスをお見せします。

 ○HOZUMI(青森) 今年初めて地元弘前で1軍戦が行われた。自分も胸を張って、エンジェルスとしてパフォーマンスしたい。

 

 ◆楽天が2カ月限定で仙台フォーラス(仙台市青葉区一番町3の11の15)8階に「イーグルスカフェ」をオープンした。来年1月末まで営業する。楽天をコンセプトとしたカフェ営業やグッズ販売を行っており、選手プロデュースメニューも評判だ。今後の開催イベントについては、ホームページを参照。https://www.rakuteneagles.jp/special/eagles_cafe/

 

 ◆楽天は来季、Koboパーク宮城で行うホーム戦において期間限定で着用するユニホームを発表した。

 ▼TOHOKU PRIDEユニフォーム2018 来年4月13日(金)~15日(日)「がんばろう東北シリーズ」の最終戦4月15日(日)に初開催する「TOHOKU PRIDE DAY」を始め、全8試合で着用予定。

 ▼FANS’ユニフォーム2018 来年4月21日(土)オリックス戦「クリムゾンレッド大作戦」を始め、全6試合で着用予定。