DeNA山崎康晃投手(25)、石田健大投手(24)、三嶋一輝投手(27)、熊原健人投手(24)が10日、神奈川・厚木市内で自主トレを公開した。

 午前8時すぎから、ウオーミングアップ代わりの白山(標高284メートル)登りでスタート。球場では、ノックやキャッチボールなどで汗を流した。同地での自主トレは3年目となる守護神・山崎は「(シーズンが)始まったなという気持ちになる。去年は最終的に悔しい形で終わった。今年はリーグ制覇して、日本一を取れるように準備していきたい」。昨季の開幕投手を務めた石田は「今年も開幕投手をやりたい思いはあるが、まず6人の先発ローテに入ること。そこに向けて1から頑張りたい」と表情を引き締めた。

 今回のメンバーで最年長の三嶋は昨年、プロ入り後初めて白星なしに終わった。6年目を迎えるシーズンに向け「中継ぎを経験して、1日1日が勉強になった。(先発、中継ぎ)どちらも出来るようにしっかり体を作って、今年こそ、シーズンを通してチームに貢献したい。自分にとっても、チームにとってもいい1年にしたい」と決意を新たにした。今季から背番号が22に変わる熊原は「体を作って、1年間戦える体力をつけたい。背番号が変わって、自分もいい方向に変わって、チームに貢献出来るように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 この自主トレは、16年限りで引退した三浦大輔氏(44)の恒例行事。昨年は同氏も練習パートナーとして参加したが、今年は若手4投手でトレーニングを進めている。石田は「練習の流れはあまり変わらないですが、(三浦氏がいないと)雰囲気も違う。だらけないように集中して、いい練習をしていきたい」と力を込めた。