ソフトバンクは13日、18年のチームスローガンを「もう1頂(いっちょ)!」と発表した。ヤフオクドームで会見した工藤監督は「連覇ではなく、チャレンジャーのつもりで1から日本一を目指そう」とスローガンに込めた意味を明かした。

 昨年の「1(ワン)ダホー!」継続は「去年の栄光は過去のこと」と頭になかった。3連覇を狙った16年、日本ハムに最大11・5ゲーム差を逆転されて屈辱のV逸を味わった。その苦い教訓があるからこそ「連覇、連覇ということで浮かれないように。もう1度、足元を見つめ直し1歩1歩積み上げたい」と、新たな気持ちで今季に挑む。

 「熱男(アツオ)」のようにファンに愛される言葉になることも願った。「もう1頂勝とう! もう1頂ホームラン、という風に使ってほしい。使いやすく、親しみやすい言葉になってくれたら」。午後から訪問した北九州市内の児童施設では、記念撮影で「もう1頂!」を連発。子どもたちの反応も上々で「すごく使いやすい言葉だと思った」と会心の笑顔だった。【山本大地】