阪神金本知憲監督(49)が15日、都内の野球殿堂博物館で行われた殿堂入り通知式に出席した。

<三浦大輔氏のコメント>

 野球殿堂入り、おめでとうございます。金本さんは大卒で自分は高卒という違いはあったが、同じ91年ドラフトの入団で数多く対戦させてもらった。

 93年9月4日、北九州での広島戦。代打で出てきた金本さんにカーブを本塁打された。ライトへの完璧なホームランがプロ1号だったそうだが、自分にとってもこの試合はプロ初完投、初勝利を挙げた試合で、よく覚えている。金本さんの引退試合でも先発で最後の最後まで対戦できたことは光栄で、いただいたサイン入りのバットは大切に飾ってある。

 打席内のオーラに加え「ここ」という場面での勝負強さもあり、よく打たれた印象がある。「どう抑えようか」と考えを巡らせて、勝負を重ねることで自分も投手として成長させてもらいました。金本さんと対戦できたことは今も良い思い出で、野球人としての財産となっています。(日刊スポーツ評論家)