連投キャンプで勝利の方程式に食い込む。ロッテのドラフト6位、永野将司投手(24=ホンダ)が18日、新人合同自主トレで2度目のブルペンに入り、42球を投げた。カーブ、スライダーと変化球も解禁し「前回よりボールに指がかかった。感触は良かった」と順調さをにじませた。22日以降の第3クールで捕手を座らせる。

 最速154キロ。かつてストッパーとして一時代を築いたOB河本育之氏をほうふつとさせる快速左腕は「自分の力を出せるのはショートイニング」と瞬発力に自信を持つ。石垣島キャンプも、何百球という球数重視の投げ込みは考えていない。「毎日50球を全力で投げられる練習を」と連投を意識した調整を掲げる。

 今季は昨季16セーブを挙げた内や新外国人シェッパーズらが抑え候補に挙がる。「流れを変えられる投球が理想。目標は背番号と同じ62試合登板です」。勝ち試合に、必要不可欠なピースになる。【鎌田良美】