中日森繁和監督(63)が23日、ナゴヤ球場で同日に入団テストを受けた前ソフトバンク松坂大輔投手(37)の合格を明かした。背番号は99に決まった。
入団テストを終えた松坂の一問一答は以下の通り。
-合格となり今の心境
松坂 まずは第1段階というか、1つホッとしている。
-合格を言われたタイミング
松坂 はっきりは言われなかった(笑い)。「着替えてしっかり会見をやってこい」と言われたので、そう言うことかなと。
-投球の感触
松坂 今が100%ではないけど、十分に投げられますというのは伝わったと思う。
-入団が決まって
松坂 昨シーズン終盤は投げられそうな手応えはあった。話をもらったときも言われた日にしっかり合わせられる自信はあった。
-今の段階で何割
松坂 順調に6割、7割のところまできている。しっかり開幕を目指す上で100に、キャンプでしていきたい。
-右肩の状態
松坂 投げられる自信がなければ断るつもりだった。ずっとトレーニングして、しっかり投げられると思ったので来ました。
-背番号99の理由
松坂 個人的に若い番号の方が良い。20番というのも頭にあったけど、今の僕がつけるべきではないと思っている。中日の中でつけるべき人が出る。残ったのが99。
-5年連続Bクラスと苦しむチーム
松坂 日本に帰ってきて3年間まともに投げていない。僕の口から大きなことは言えない。いろんな人に恩返しするために、1軍のマウンドに立つことが目標。感謝の気持ちを持ってマウンドに上がれたらいい。大した力になれないかもしれないが、チームが少しでも上に行けるような存在になれるようにしたい。
-チャンスをくれた森監督
松坂 デニーさん(友利編成担当)を通じて非常に気にかけてもらった。なかなか次の場所が決まらない僕に不安にさせないよう声をかけてくれた。非常に感謝している。
-森監督は「若い投手陣に背中で示してほしい。出し尽くしてほしい」と。
松坂 自分から話しかけるのは得意な方ではない。どちらかと言えば後輩になめられやすいタイプ。どんどん話しかけてもらって、答えられることは答えたい。監督からは「バッティングを教えてやってくれ」と言われているので、そっちの方を頑張りたい。
-森監督は「本人が最後のつもりで来るだろう」という話もあった
松坂 選手としては長くやれたことに越したことはない。先を見る余裕はない。1年1年最後のつもりでやっていくことになる。
-中日の印象
松坂 個人的に竜が好きでグラブに刺しゅうを入れるぐらい。何か縁があるのかなと勝手に思っている。チームの印象は強い、いやらしいイメージ。
-ソフトバンク和田、内川らが後押し
松坂 常に連絡は取り合っていた。「待っている」「信じている」と言ってくれた。2人だけではなく、他の選手の活躍があって、まだまだ辞められないと。また同じグラウンドに立って言葉を交わしたい。
-今、燃えている思い
松坂 ここ何年も投げられていない。元気に投げている姿を、1年間めいいっぱい見せつけたい。ホークスにいたときもずっとリハビリ。ずっと球場で待っていたファンに声をかけてもらった。いつか復帰したいと思いながらやっていた。かなわなかった。場所は変わりましたけど、ホークスのファンへの思いは変わらない。その人たちのためにも1軍のマウンドでしっかりと結果を残したい。
-ファンへ
松坂 たくさんの方にナゴヤドームに足を運んでもらえるように、チームを、名古屋を盛り上げていきたい。