虎の守護神が、期待の大砲に太鼓判や! 阪神ラファエル・ドリス投手(30)が、新加入するウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)の打撃爆発を予告した。メジャー時代の対戦経験を振り返り「長打力もあるし、コンタクトもできる打者だよ」と証言。今日28日に来日予定である新助っ人の活躍を、昨季のセ・リーグ最多セーブ右腕は確信している。

 阪神18年シーズンの浮沈のカギである大砲の来日を目前にして、頼もしい証言が飛び出した。この日キャッチボールなどで体を動かしたドリスが、新助っ人ロサリオについて「長打力がある打者は打率を残せないけど、彼は2割8分から3割を打てる。長打力もあるし、コンタクトもできる打者だよ」と語った。

 社交辞令ではない。実はドリス自身が打たれ、痛い思いをしたことがある。ドリスは04年にカブスと契約して13年まで在籍し、ロサリオも06年からロッキーズと契約。メジャー時代に、2打席の対戦経験があり、「チョット、ポキット、ヒット」と二塁手後方へのポテンヒットを打たれたことを覚えている。昨年37セーブを挙げてリーグ最多セーブに輝いた虎の守護神が、本塁打を放つ長打力はもちろんのこと、打率を残す技術があると断言するのだから、なんとも頼もしい限りだ。

 「もともと知り合いで、16歳くらいの時にカブス・アカデミーで一緒だった」とも明かした。日本の環境について「実績がある方だし、溶け込めると思う」と心配する様子は無いが、旧知の仲だけに新天地でのサポートも惜しまない。

 4番候補として期待されるロサリオは、今日28日に来日して入団会見を行う予定。虎の守護神さえも打ち込む男が、いよいよベールを脱ぐ。【磯綾乃】