ロッテは30日、海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指していた涌井秀章投手(31)が残留すると正式発表した。29日に都内で契約した。2月1日から沖縄・石垣市で行うキャンプに初日から参加する。

 涌井は球団を通じて「昨晩、契約を行いました。FAを宣言した時から日本のキャンプインまでには結論を出すと決めていました。決断の時期に差し掛かり、愛着のあるマリーンズで、現役時代からお世話になった井口監督を胴上げするために投げたいという気持ちが強くなりました。契約が完了をした今はマリーンズのことだけを考えています。ここまでのトレーニングは順調に消化し体の状態はとてもいいです。新しい一年が素晴らしい年となるよう精一杯頑張ります」とコメントした。