中日の北谷キャンプは7日、第2クールが開始。天候にも恵まれ、選手の動きもより活発になる中で、午後5時に誰もいないサブグラウンドに現れたのが大野奨太捕手(31)だった。一塁、二塁、三塁への送球練習をこなし、納得の表情で一番最後にサブグラウンドを後にした。

 昨年10月16日に右肘を手術。オフをリハビリに費やしながら、日本ハムからFA移籍を決断した。スローイングの強度は日増しに上がっており、二塁送球は1月の自主トレ以来だった。「まだまだですね。そんなに焦っても仕方ない。自分の中では術後4カ月は見て、そこからどうかと思っている」と冷静だった。【遊軍 柏原誠】