石垣市中央運動公園野球場で11日に行われた紅白戦で、紅組「2番左翼」で先発した細谷圭内野手(30)と、白組「3番二塁」の中村奨吾内野手(25)が、ともにトップとなる5打点をマークした(試合は15-7で白組の勝利)。

 細谷は2回に今年の“チーム初本塁打”となる満塁弾を右翼スタンドへ運び、中村は4回と6回にいずれも左翼に2発をたたきこんだ。

 井口監督は試合後「本塁打は球場の広さや風で影響されるし、そういう野球を僕もやろうとは思っていない」と話し、中村も「僕は本塁打を狙う打者じゃない。そこは勘違いしないように。左中間、右中間に強い打球を打った結果が、今日みたいになればいい」と気を引き締め直した。

 ただ、ロッテの昨年のチーム本塁打は95本。パ・リーグの中で唯一100本に届かなかった。1位だったソフトバンク(164本)とは、実に69本もの差をつけられた。井口監督の言うとおり、むやみやたらに本塁打を狙えば良いわけではないが、打線が結果を出すことはシーズンに向けての明るい材料だ。【ロッテ担当 千葉修宏】