中日松坂大輔投手(37)が21日、沖縄北谷キャンプで初の打撃投手を務めた。

 福田に対して22球を投じ、15スイング中安打性は3本で柵越え1本。次の京田に対しては23球。14スイング中安打性は2本で、最後の23球目に右中間スタンドに放り込まれた。変化球を織り交ぜ、空振りを奪う場面もあった。松坂は「意外とまとまっていたと思う。打者に迷惑をかけないようにストライクを投げることを意識した。いまひとつ、タイミングが合わないこともあったので、腕が振れている感じではなかった。でも今の段階ではいいと思う」と振り返った。

 フリー打撃登板前のブルペンで35球。登板後のブルペンでは19球を投じ、この日の球数は背番号と同じ99球となった。「投げ終わりに森監督にも言われました。本当に偶然。何か良いことがあればいいですね」と笑顔だった。