西武のルーキー左腕が先発ローテ候補に浮上した。現状で確定は菊池、十亀の2人。残りをウルフ、カスティーヨ、岡本、高木勇、多和田、武隈らで争っており、いまだ流動的。辻監督が特に計算に入れていた多和田が3日の広島戦で3回途中9失点の大乱調。同監督は「多和田が、ああいう投球をしているから」と、ドラフト1位斉藤大将投手(22=明大)も先発候補に加えた。

 斉藤大はここまで中継ぎで起用され、対外試合2試合で計4回1失点。「キャンプ序盤は良くなかったが、シンカーが中で落ちるようになった。思ったより体も強い。5回ぐらいまでなら抑えるだろう」(同監督)と評価を上げている。3日は3イニングを投げた。他投手の状況次第で、より長いイニングで先発適性をテストすることになりそうだ。斉藤大は「先発、中継ぎの希望はありません。両方、準備します」と力強く話した。