阪神藤浪晋太郎投手(23)が4回途中で6失点降板した。3回までは毎回、得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜けた。だが3回は、先頭の大村の打球を遊撃の西岡がファンブル。失策で先頭打者を一塁に出し、続く藤井に中前打を打たれて無死一、三塁。広岡には四球を与えて無死満塁としたあと、中村の打球を遊撃の西岡が捕りきれず。打球が三遊間に転がる間に2人がホームインした。

 さらに、続く奥村には死球。山崎は空振り三振に打ち取ったが、上田に2点適時打を許し、球数が87球になったところで2番手の島本と交代した。

 自責点はゼロながら6点を失い、イニング途中で降板した藤浪は「自分のいいタイミングというか、バランスというか、そういうことができなかったことが一番悔しい、といいますか、よくなかったですかね」と無念さをにじませた。