巨人が開幕へ気炎を上げた。26日、都内で財界人を中心とした有志で構成する「燦燦会」総会に出席。高橋監督は30日からの開幕カード阪神戦(東京ドーム)の開幕戦スタメンと3連戦先発をサプライズ発表した。

 「1番中堅・陽岱鋼、2番二塁手・吉川尚、3番遊撃手・坂本勇、4番左翼手・ゲレーロ、5番三塁手・マギー、6番一塁手・岡本、7番右翼手・長野、8番捕手・小林」「開幕戦は菅野、2戦目は田口、3戦目は野上」。過去2年は開幕投手の公表にとどめていたが、オープン戦首位で終えた今季は大きく開示した。

 指揮官は「実績ある新戦力と若手の頑張りが融合し、オープン戦の戦いにつながった。4年ぶりのリーグ優勝、6年ぶりの日本一を目指して最後まで全力で戦い抜きたい」と力強く誓った。

 また渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆は契約最終年の高橋監督に「1、2年はうまくいかなかったが(故障など)別の要因があった。監督を長嶋さんは15年やった。高橋君は若いし、2年しかやっていない。10年以上やるつもりで、優勝を10回やって長嶋さんの記録を塗り替えることを期待しています」と長期政権への期待を寄せた。