阪神が東京ドームで開幕戦前日練習を行った。糸井が、ロサリオが、高山も面白いように柵越えを連発。金本知憲監督は笑いながら冗談交じりに「半分以上、甲子園だったら入ってないなあ」。

 伝統の一戦で金本阪神の3年目が幕を開ける。

 「リラックスはないですよ。逆に、だんだんだんだん、プレッシャーになる」。

 選手の表情を問われると、「普段通りじゃないですか。普段通りではいけないんだけど、こういう日は。1年の始まりですからね。ちょっとバチッと気合を。フル回転というか、気合だけはね。プレーは落ち着いてやればいいと思うけど、気持ちだけはアイドリングマックスで行ってほしい」。

 3月のオープン戦で先発陣もそろい、新戦力への期待も大きい。

 「若い選手とロサリオあたりはね(先発では)小野とか、高橋遥人とか、若い選手は、かなりやってくれそうな気がしています」。

 今季の初陣は、昨季、完封負けを喫するなど1勝2敗、防御率1・74と苦戦した菅野が相手だ。

 「日本NO・1の投手なので、そんな打てるとは思っていない。打って自信にしてほしい。(開幕戦は)普通の143分の1とは違う面もあります。チームとして出足を大事にしたい」。

 「僕は執念を持って戦わせるだけです」。