ロッテが逆転勝ちで、開幕8連勝の西武に初黒星を付けた。

 石川歩投手(29)が7回途中まで3安打1失点と好投し、2勝目をマーク。打線は3得点が犠飛。同点に追いついた1点は敵失の間にホームインするなど、相手のミスを見逃さず4安打で5点を奪った。

 井口野球を象徴していたのが勝ち越しの6回だ。先頭の1番荻野が死球で出塁すると、すかさず二盗に成功。2番藤岡裕がきっちり犠打を決め、中村が四球でつなぐと、4番井上が左犠飛でかえした。

 無安打で決勝点を挙げ、井口資仁監督(43)は「マリーンズらしい足の攻撃で勝てた。ライオンズの連勝を止められたのは大きい。控えもいい準備をして追加点を取れた。こういう試合は何試合でもしたい」とたたえた。