阪神藤浪晋太郎投手が7回1失点と力投したものの、今季初勝利は持ち越しとなった。

 2回無死一、二塁で坂口に右前に適時打を打たれ、1失点。さらに続く中村を歩かせ、無死満塁の大ピンチを招いた。そこからブキャナンを併殺に打ち取り、山田も空振り三振と粘り抜いた。6回1死一、三塁では川端を遊ゴロの併殺に抑え、力強くガッツポーズ。前日12日には「いかに落ち着けるか。ルーティンではないですが、こうすれば大丈夫というのを考えてやっていきたい」と語っていたが、制球に苦しんだ過去2試合とは違う姿を見せた。「最低限ゲームをつくることができました」と振り返った。

 チームは2点を追う9回に福留の2ランで一時は同点としたが、延長10回に力尽きた。