ヤクルトが手痛いミスで3連敗を喫した。1-2の7回2死、代走安部のスタートを読んでバッテリーは外したが、捕手中村の二塁送球が悪送球となり、本塁生還まで許した。

 8回に山田哲人の2試合連続となる4号ソロで1点差まで迫っただけに、ミスが響いての惜敗で今季初の借金1となった。

 小川淳司監督(60)は「最後は惜しかったけどしょうがない。(広島先発の中村祐は)コントロールが良かった。ボールそのものも、タイミングが取りづらかったのか、(打者が)さされているのが多かった。チャンスは何回かつくったけど、なかなか安打も打てなかった。(7回の守備は)バッテリー(のミス)。外していますから、投手ももう少しモーションを小さくしないといけないし(二塁に)投げる方も投げる方。結果的に手痛い失点になってしまった。徹底していかないといけない」と硬い表情。中村は「僕の責任です。送球自体がそれている。練習して同じことを繰り返さないように。しっかり心の中にしまって、明日からにつなげたい」と猛省し、帰りのバスに乗り込んだ。