ヤクルト由規投手(28)が今季初勝利で、チームの連敗を5で止めた。最速151キロの直球と変化球をストライクゾーンに投げ込み、5回1死まで無安打投球。その後も安定した投球を続け、6回2/3、106球を1安打無失点に抑えた。

 「素直にホッとしています。開き直って気持ちで行くぞと上がりました。細かなことは気にせず、腕を振って。今日のいい球を(捕手の)中村が引き出してくれた」と笑顔。小川監督は「素晴らしいのひと言。今日は由規に尽きる。肩を痛める前は球威で押すスタイル。スマートな、安定した投球は初めて見た」と目を細めた。

 登板間隔を空けるのと中継ぎ陣強化のため、由規は23日にも出場選手登録を抹消される予定。