若虎で逆襲や! 阪神金本知憲監督(50)が5月反攻へ、若手の先発起用構想を明かした。「才木は、どこかで投げることになるやろうな。望月も、次の2軍戦の結果次第では、可能性も十分にあると思うよ」と話した。

 期待を寄せるのは、プロ2年目の才木と同3年目の望月。19歳の才木は20日中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初先発に臨む方向。20歳望月は19日からの2軍交流戦巨人2連戦(淡路)で先発予定で、そこが1軍先発に向けた最終テストになるとみられる。合格すれば25日からの巨人3連戦(甲子園)でプロ初先発する可能性が浮上した。

 ともに2軍で好結果を残している。才木は12日のウエスタン・リーグ中日戦で7回7奪三振1失点。さらに、「秘密兵器」とも言えるのが望月。9日の同オリックス戦で8回2失点。最速158キロを計測した。金本監督も「158キロか。(弾道測定器の)トラックマンでは155キロだったらしい。(終盤の)8回も150キロ台を出していたらしいから。楽しみ」と高く評価。2軍戦5試合で防御率0・95と安定感も抜群だ。

 若手投手の台頭は金本監督にとっても、望むところ。「若い投手たちが刺激し合ってくれたらいい」。3位のチームは4連敗中で借金1と波に乗りきれない。フレッシュな力で、勢いを生み出したい。【酒井俊作】