ソフトバンク千賀滉大投手(25)が7回を投げ、6安打1失点で3勝目を挙げた。

 「あんまりいい内容じゃなかった。ボールもよくなかった。自分の力が出せるように思い切り投げた」。代名詞のお化けフォークが抜けて死球を与えるなど、直球も変化球も高めに浮く不安定な投球だった。

 3回にはウィーラーに中犠飛を許し、先制点を与えた。さらに2死一、二塁のピンチだったが、今江に3球連続フォークで空振り三振。6回1死満塁のピンチをつくった時には、甲斐を呼び寄せた。「意思疎通できなかったが、話をして解決した」とバッテリーで意見を合わせ、代打内田を150キロ直球で遊飛。続く代打渡辺直をフォークで空振り三振と追加点を与えなかった。

 千賀は「なかなか調子がよくなく不安定だったが甲斐がよくやってくれた」と頼れる相棒をほめた。首位西武とのゲーム差は3・5に縮まった。