阪神藤浪晋太郎投手(24)が407日ぶりの勝利を飾った。楽天戦に先発し6回1/3を無失点と好投を見せた。白星は昨年5月4日のヤクルト戦以来。ようやく長いトンネルを抜け、今季初勝利を手にした。

 試合後の藤浪は「もう少し粘りたかった。うれしい気持ちと悔しい気持ちで複雑です」と話した。悔やむのは無失点で迎えた7回。1死からアマダーに四球を与え、続く茂木に中前打を許したところで降板となった。「あのイニングは自分でしっかり投げないと」と振り返った。

 それでもマウンドでしっかり役目を果たした。「いろんな方に勝ちをつけてもらった。次は自分がチームを助けるように一生懸命頑張りたい」。ファンがチームが待つ完全復活が近づいた。