ヤクルトが約1カ月ぶりの2連敗で、7カードぶりにカード負け越しとなった。1-1の8回1死で、セットアッパーとして奮闘してきた2年目左腕の中尾が7番横尾に勝ち越しソロを献上。1-2の9回に1死二、三塁と絶好の好機を迎えると、ベンチはバットに当たった瞬間に走者が走りだす「ギャンブルスタート」を指示した。カウント2ストライクから代打藤井がハーフスイングで空振り三振し、三塁走者の代走田代の帰塁が遅れて捕手けん制死。交流戦の最高勝率の決定も17日以降にお預けとなった。

 小川淳司監督は「チャンスをものにできなかった。(最後は)ギャンブルスタートですからね。何とか本塁にという気持ちが先行してしまった。攻撃陣が攻撃しきれなかった」と振り返った。