ソフトバンク工藤公康監督(55)が就任4年目、491試合目で通算300勝を挙げた。

 「私のことはどうでもいいんです」と笑った。この日から1軍に戻ってきた内川が4号2ランを含む2安打2打点、不振のデスパイネも8回に左翼席出入り口の上部スタンドに届く特大の145メートル14号ソロを放った。「3、4、5番がそろった」と役者がそろってきたことを喜んだ。

 初回には1点を失った後の1死二、三塁から好調の松山を迎えると、申告敬遠で満塁策に。工藤監督は「バッテリーコーチから申告させてくださいと。僕もドキッとしたけど。(松山は)当たっているので。投手もベンチの意図をくんでくれた」とその後連続三振で切り抜けたバンデンハークをほめた。