阪神は広島先発大瀬良が天敵になっている。この日も球威に押されっぱなしで7回まで3安打無得点に終わり、敗因になった。唯一のチャンスは3回2死から連打で築いた一、二塁の場面。だが、北條が初球の外角速球を狙い打ったが、完全に詰まらされ、二ゴロに倒れた。

 シーズン10勝目を献上。金本監督も「セ・リーグで一番、勝っている投手だからね。でも、そこを攻略していかないといけない。いい球を投げているし、そういう投手を打てるように練習してほしい」と振り返った。大瀬良には今季3戦3敗で、防御率0・83の窮状だ。降板後の8回に打線がキバをむいたが、1歩及ばず。リーグ戦再開初戦を落とし、引き分け1戦を挟んで3連敗。今季最多の借金4に増えた。