阪神金本知憲監督は打線の上昇気配に納得顔だった。糸井が右足負傷で欠場を余儀なくされ、福留も積極的休養日だった一戦。左腕寺島に対し、陽川をプロ初の4番、俊介をプロ初の5番にすえた打線で2回に一挙6得点。俊介に先制ソロ、陽川にもタイムリーが飛び出すなど、起用がズバリ的中した形となった。

 これでここ5試合で計49得点。チームはリーグ2位タイに浮上し、指揮官は「(相手は)若い投手で、そんなに勝っていない投手だけど、そういう投手でも今まで打てんことがあったからな。そうやって考えたら、打線の上がり目があるんじゃないですかね」と振り返った。