後半戦が再開した16日、全6球場で、西日本豪雨の被災地支援のための募金活動が行われた。集計が終わらなかったZOZOマリンスタジアムを除く5球場で計409万2792円が集まった。中日は2軍の公式戦でも22万7001円の募金があった。

 ◆ナゴヤドーム 中日は森監督と福田選手会長、松坂ら6選手が、広島からは緒方監督と会沢選手会長ら3選手が2階オープンデッキで。「少しでも助けになるなら、それは俺たちの責務です」と森監督。約40分間、協力してくれたファンとの握手を続けた。松坂は「当たり前のこと。時間の許す限り協力したい」。163万3719円が集まった。同活動は18日まで行われる。

 ◆甲子園 阪神が試合前、1号門付近で午後4時前から福留、鳥谷、能見ら8選手が2組に分かれて15分間ずつ募金箱の前に立った。その後にOBも参加した。選手会長の梅野は「少しでも力になれればとの思いです」と語った。119万2404円が集まった。17、18日の試合前も行う。

 ◆横浜 DeNAは、ヤクルト小川監督、石川らと合同で行った。ラミレス監督と筒香ら1軍のほぼ全選手は、寄付した人をハイタッチで迎えた。募った44万2125円は、球団からの義援金100万円と合わせ、日本赤十字社を通じて被災地へ寄付される。

 ◆ヤフオクドーム ソフトバンクは工藤監督と10選手が、西武辻監督、菊池と球場外周で義援金を呼び掛けた。広島出身の柳田は「友達もまだ断水が続いているところもある。こういうふうに(募金を)やっていただけるのは、ありがたい」と感謝。工藤監督は「復旧、復興が1日も早くできることを祈るしかない」、西武辻監督は「少しの時間でも、こういう活動をしたり、あとは全力でプレーをする」。

 ◆京セラドーム大阪 試合前の入場ゲート付近で、オリックスは福良監督や安達、吉田正、金子らが参加。日本ハムからも栗山監督、上沢、村田、マルティネスが加わった。試合開始前には黙とうも行われた。42万1653円の寄付金が集まったと発表された。

 ◆ZOZOマリン ロッテは井口監督、広島出身の井上と江村、岡山出身の藤岡裕、ボルシンガーが、楽天は平石監督代行と塩見、辛島が球場前で参加。井上は「僕の地元の広島もまだまだ復興には時間がかかります。今後も微力ながら、できることを続けていきたいと思います」と話した。