日本野球に36年ぶりオリンピック(五輪)金メダルチャンスだ。国際オリンピック委員会(IOC)理事会が18日、スイス・ローザンヌで行われ、2020年東京五輪の野球・ソフトボールの日程や競技方式が承認された。

 3カ国ずつ2組の1次リーグを行った後、10試合の変則トーナメントを行う。最大3敗しても敗者復活で優勝できる方式は、投手力に優れたチームに有利。敗者復活から連覇を果たした第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の再現が期待される。

 ◆WBCでは 日本は09年の第2回大会で敗者復活戦に回りながら、7勝2敗で大会を連覇した。09年は大会方式が敗者復活戦を取り入れた変則トーナメントに変更され、2次ラウンドで韓国に1-4で敗れるも敗者復活戦から決勝まで4連勝。松坂3勝、ダルビッシュ2勝、岩隈1勝と、先発の柱が安定した。

 ◆過去の五輪ルール 予選で総当たりのリーグ戦を行い、上位4チームが決勝トーナメントに進出。準決勝、決勝と3位決定戦を実施した。